総合文化会館建設の是非を問う住民投票
佐久市は、計画中の総合文化会館の建設の是非について、住民投票を実施する意向であることを市長が記者会見で明らかにした。実施時期は9月以降を想定し、住民投票条例を市議会に提出する方針であるとのこと。
私は、住民投票によって、市民の皆さんの意向を確認、民意を把握することを歓迎・賛同させていただきたいと考えている。
―総合文化会館建設をめぐる経過―
総合文化会館の建設については、二十数年前から陳情書が提出され、基金条例が制定されて以来、二十億余の基金が積み立てられてきた。1500席の大ホールを備えた会館を建設する計画を推進し、基本計画がまとめられてきており、関連の予算を、昨年4月改選前の市議会においても可決されている。
一方で、昨年4月、慎重な検討と市民の皆さんの意思確認を公約に掲げた柳田市長が当選した。
柳田市長は、就任以降、前市政において認められた実施設計についても、市民に正確な情報を提供するための「民主主義に必要なコスト」として、中止せず、また維持管理費や経済効果を綿密に算出する為、管理運営基本計画を民間シンクタンクに調査を委託。3月にはそれぞれまとまる予定であり、市民の皆さんに開示される予定だ。
―正確な議論をー
議会内においては、市民の皆さんが今ある情報の中で判断を出来るかという懸念がある。まさに指摘の通りであり、議員と市民の皆さんとでは情報量や、総合文化会館について各種視察や学習する機会などにおいて大きな差があることは間違いがない。
私はだからこそ住民投票を行うべきであると考える。
住民投票により、市民自らが判断を求められる機会を得た事で、市民の皆さんがより高度に真剣・慎重に考え情報を得て判断されるのではないだろうか。状況と、案件に対してよく学ばれ、よく話し合う機会が設定されるのだ。このことが、アンケートとは大きな違いである。
当然、そうした「豊な住民投票」を実現するための機会の設定は、住民投票条例提出と共に、市も担保しなければならない。
議会意思との市民のみなさん考えとのねじれを、情報格差による判断と考えるならば、その格差修正を図るべき機会を設定するべきではないか。
―歴史ある課題―
総合文化会館の建設について、二十数年前からの経過があることは、前に述べた。佐久市の大きな夢であったことは間違いない。また、市民の負担が最も少ない時期に建設をするならば現在が最も良い時期であり、建設すれば、高度な文化施設が提供可能となる。
一方で地域行政をめぐる経済状況、財政状況は大きな変化をしており手探りの不透明な時代である。そんな中で、いわゆる箱もの行政に対する市民の皆さんからの批判も大きい。生涯にわたり、市民負担の覚悟が必要であるからであろう。今までの歴史もさることながら、今後の歴史についても考えていかなければならないのである。
正確な情報の中で、市民の皆さんが真剣に考え、将来負担にまで覚悟が確認できたときに、気持ちよく総合文化会館が建設されれば良いと思う。
私は、住民投票によって、市民の皆さんの意向を確認、民意を把握することを歓迎・賛同させていただきたいと考えている。
―総合文化会館建設をめぐる経過―
総合文化会館の建設については、二十数年前から陳情書が提出され、基金条例が制定されて以来、二十億余の基金が積み立てられてきた。1500席の大ホールを備えた会館を建設する計画を推進し、基本計画がまとめられてきており、関連の予算を、昨年4月改選前の市議会においても可決されている。
一方で、昨年4月、慎重な検討と市民の皆さんの意思確認を公約に掲げた柳田市長が当選した。
柳田市長は、就任以降、前市政において認められた実施設計についても、市民に正確な情報を提供するための「民主主義に必要なコスト」として、中止せず、また維持管理費や経済効果を綿密に算出する為、管理運営基本計画を民間シンクタンクに調査を委託。3月にはそれぞれまとまる予定であり、市民の皆さんに開示される予定だ。
―正確な議論をー
議会内においては、市民の皆さんが今ある情報の中で判断を出来るかという懸念がある。まさに指摘の通りであり、議員と市民の皆さんとでは情報量や、総合文化会館について各種視察や学習する機会などにおいて大きな差があることは間違いがない。
私はだからこそ住民投票を行うべきであると考える。
住民投票により、市民自らが判断を求められる機会を得た事で、市民の皆さんがより高度に真剣・慎重に考え情報を得て判断されるのではないだろうか。状況と、案件に対してよく学ばれ、よく話し合う機会が設定されるのだ。このことが、アンケートとは大きな違いである。
当然、そうした「豊な住民投票」を実現するための機会の設定は、住民投票条例提出と共に、市も担保しなければならない。
議会意思との市民のみなさん考えとのねじれを、情報格差による判断と考えるならば、その格差修正を図るべき機会を設定するべきではないか。
―歴史ある課題―
総合文化会館の建設について、二十数年前からの経過があることは、前に述べた。佐久市の大きな夢であったことは間違いない。また、市民の負担が最も少ない時期に建設をするならば現在が最も良い時期であり、建設すれば、高度な文化施設が提供可能となる。
一方で地域行政をめぐる経済状況、財政状況は大きな変化をしており手探りの不透明な時代である。そんな中で、いわゆる箱もの行政に対する市民の皆さんからの批判も大きい。生涯にわたり、市民負担の覚悟が必要であるからであろう。今までの歴史もさることながら、今後の歴史についても考えていかなければならないのである。
正確な情報の中で、市民の皆さんが真剣に考え、将来負担にまで覚悟が確認できたときに、気持ちよく総合文化会館が建設されれば良いと思う。
- 2010.01.08 Friday
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- 20:30
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- by 小山仁志